何でその季節を選んだの⁉大丈夫なの⁉温度・湿度条件を知ってから塗装時期を決めよう‼

塗装するのに良い季節ってあるの!?

ね~ダイさん、さっきね電話掛かってきて塗装するのに温度とかの条件はないのかって聞かれたんだけど‼
そんな条件あるのかしら

もちろんあるよ‼
塗料は、溶剤が揮発して乾燥していくからね~
いつまでも、乾きづらい状況はよくないんだ。

そーなんだー
何か難しいんだね‼
塗装って!

洗濯物を想像してみてよ!
乾きづらい時期に干しておいたことで色んな経験したことがあるんじゃないの⁉
砂埃で汚れちゃったり、夕立が降ってきて結局もう一度洗濯したりと、塗料だって乾く間に何か巻き込んでしまったら不具合が発生するからね~
簡単に言えば、そー言うことかな‼
塗装を行いたいと思った時、どのような季節に行おうか迷われる方も多いのではないでしょうか!?
☑ 夏場の暑さは大丈夫場のかな~⁉
☑ 冬場に塗装ができるのだろうか⁉
☑ 湿度が高いのは影響されないのかなぁ⁉
☑ 温度によって水分は巻き込まないのだろうか⁉
疑問はごもっともだと思います。
上記の条件で塗装を行えば塗膜に不具合が起きてしまう可能性があるからです。
実際に寒冷地では、塗装を行うことができる許容範囲の温度以下になってしまうことがあります。
どうしても塗らなければならない場合には、温度管理をしながら施工する必要があるのです。
それでは、塗装の温度の許容範囲とはどのようなものなのでしょうか。
知ることで塗装をいつ行うかの判断材料になることでしょう。
既に塗装工事を依頼された場合には、条件が守られているか確認してみてはいかがでしょうか⁉
塗装できる温度の条件とは!?
家を建て、10年以上の月日が経つと、外壁等に劣化が見られるようになり工事を計画される方も増えてきます。
ただ、外壁塗装を行うために、適した温度条件があります。
条件とは次のようになります。
『湿度85%以上・気温5℃以下』になります。
ほとんどの塗料が、この条件で当てはまってきます。(一部除く)
つまり、この条件以外であれば塗装が可能ということです。
適した季節は何時かというと湿度が低く、からっとしている時期で外壁に新たに塗られた塗料が最も乾きやすい春と秋になります。
数値でいえば、気温「15℃から30℃」湿度は「75%以下」です。
逆を言えば真冬の寒い時期で雪が降ったりしている場合や、梅雨から夏場過ぎの非常に湿度の高い時期は気をつける必要があるという事になります。
特に気を付けておきたい季節が梅雨の湿度が非常に高い季節です。
雨の多い季節ではせっかく外壁塗装工事を終えても、乾燥する前に塗装面に降りかかってしまう場合があり、再度塗り直しが必要になってしまいます。
また、雨水の量によっては塗料を流してしまうことがあります。
いずれにせよ、塗料がきちんと乾燥しなかったことで、塗料の強度不足等を起こしてしまうことがあります。
改めて塗装を行う場合にも一度塗られていた塗料が溶けてしまうことがあり、塗装面の浸食や剥がれなどに繋がってしまいます。
これらの事から、外壁塗装の工事を行う場合には、気温と湿度が安定した4月や5月若しくは10月や11月が望ましいといえるのです。
また、8月9月などは湿度がそこまで高くなく気温が高いため、塗料の乾燥が早い傾向にあります。
天気の状態を見ながら計画されても良いと考えます。
季節通りに施工したい場合には前もった依頼を
より良い季節で塗装を依頼するなら、早めの計画をおすすめしています。
市町村と言った小さな地域で見れば、混み合う季節は、どの塗装業者でも変わりはありませんが寒冷地や暖かい地域といった大きな地域でみれば混み合う季節が多少異なります。
寒冷地の場合には、春ごろから混み合い、夏場ほんの少し落ち着くものの、11月下旬から12月上旬まで続きます。
そして冬には、ほとんど施工が無くなります。
冬の環境下では塗装できる条件にならないことが多いからです。
中には、冬の塗装をお断りしている塗装屋もあります。
それだけ、仕上げに影響を及ぼすんですね!
暖かい地域では、基本的に年中塗装ができますが、やはり雨が少なく乾燥しやすい春シーズン(4~5月)と秋シーズン(10~11月)が繁忙期になります。
1月~3月はやはり動きがありませんが、公共工事を行っている塗装会社の場合には、年度末もあって混み合っていることがあります。
ただ、閑散期に塗装を依頼すれば価格を安くしてくれることもあります
その辺りは、依頼する予定の業者に直接交渉してみても良いと思います。
希望の季節に塗装をしたいと思った時には、2~3か月前くらいに予約してしまうのがおすすめです。
最後に
いかがだったでしょうか?
地域によっては湿度の高い低いがあるでしょうが、基本的に条件にあっていなければ塗装はできません。
また、冬の温度にも注意が必要です。
特に寒冷地域になると、塗装対象面に非常に薄い霜が付着していることがあり、気づかずに塗ると後に簡単に剥がれてしまいます。
例えれば、屋根の上に薄いサランラップを置き、その上に塗装したようなものです。
そういったトラブルを防ぐためは、如何に温度管理が重要であるか理解している塗装屋さんに依頼する必要があります。
残念なことに、業者の中には、塗装条件ではないのにも係わらず施工を行っている業者がいます。
こういった知識も踏まえ業者選びをしてみてはいかがでしょうか⁉
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